
- 文章は合っているはずなのに、英語が相手に伝わらない・・・
- 発音のやり方は知っているけど、自分でやろうとしてもできない・・・
- どんな練習をすればネイティブみたいに発音できるのか教えてほしい
この記事ではそんな悩みに答えます。
発音の仕方に関する情報はたくさんありますが、どうしたらその通りできるようになるのか練習法まで解説している本やサイトは非常に少ないです。
私は社会人から独学で発音を体系的に学び、今ではネイティブによく発音を褒められるまでに上達しました。
しかし当時の私は網羅的に練習法を紹介している情報を見つけることができず、自分に合った練習法を見つけるために多くの時間と労力を費やしてしまいました。
- 当時の私のように発音を独学で習得したい人が
- 最終的にネイティブに近い発音を習得できるように
- 私が実際に行った練習法を段階的に解説します
この記事を読むと、発音習得までの手順が全てわかり、今日からでも実践していける状態になります。
前置きを飛ばして練習法を知りたい人は下のボタンを押して該当箇所に飛んでください。
英語の発音に必要な6つの要素

発音の練習をする前に最低限の知識は頭に入れておく必要があります。
当ブログでは発音習得に必要な知識を6つの要素に分けて解説しています。
- 個々の発音(発音記号)
- 音のつながり(リエゾン、リンキング)
- 音の省略(リダクション)
- 発声方法
- リズム
- イントネーション
ネイティブに伝わる自然な発音を身につけるために必須なため、まだ知らないという人は先にそちらを読み、知識を頭に入れてください。
こちらの記事で必要な知識については全て解説しています!

発音習得に有効な3段階の練習法をわかりやすく解説!

これを読んでいる人は必要な知識を頭に入れ、なんとなくでも正しい発音をするための口や舌の動きなどを知っている状態ですよね。
ここからは「知っている」を「自然にできる」状態にするための練習法を説明していきます。
練習は以下の3ステップを順番にやっていきましょう。
特に②のトレーニングが最も大事なパートなので、時間をかけて練習してください。
- 発音矯正アプリ:発音記号を正しく発音できるようにしよう
- オーバーラッピング:6つの要素を総合的に鍛えよう
- オンライン英会話:プロにチェックしてもらおう

① 発音矯正アプリ:発音記号を正しく発音できるようにしよう
発音の最小要素となる発音記号をマスターすることが第一ステップになります。
これに関してはとても便利なアプリがあるので、2つ紹介しておきます。

発音博士
費用:無料(App内部課金あり)
対応OS:iOSのみ
無料で使える機能だけでも十分に発音チェックができる便利なアプリです。
見本に続いて文章を読むことで、正しく発音できているかチェックしてくれます。
間違っている部分は赤字で教えてくれるので、何度かトライして正しい発音を探せます。

スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)
費用:月額1,980円(6月22日まで980円)
対応OS:iOS、Android
スタディサプリENGLISHのなりきりスピーキング という機能を使用して発音を練習することができます。
登場人物になりきりセリフを言うことで発音のチェックができます。
誤った発音に関しては詳しくやり方を説明してくれるので、効率的に発音を身につけられます。
ストーリー仕立てで飽きにくい内容になっているので、楽しくやりたい人にはおすすめです。
② オーバーラッピング:6つの要素を総合的に鍛えよう
発音記号ごとの正しい発音が身についたら、次はオーバーラッピングを行います。
オーバーラッピングとは、
- 英語の音源と同時に
- スクリプトを見ながら
- 発音・リズム・抑揚・声質をマネして
- 声に出して読む
音声トレーニングです。
オーバーラッピングを行うことで、ネイティブと自分の発音の差を見つけることができます。
そのGapを埋めていくことで、ネイティブに近い発音が習得可能です。
やり方は別の記事で詳しく説明しているので、こちらをご覧ください。
③ オンライン英会話:プロにチェックしてもらおう
発音は1人で練習することもできますが、
本当に正しくできているかプロにチェックしてもらうことをおすすめします。
しかし発音セミナーや英会話教室に通うのは数万円必要なで、コスパが悪すぎます。
個人的におすすめなのはオンライン英会話を活用することです。
月額6,000円〜15,000円で毎日レッスンを受けることができます。
発音をチェックしてもらうこともできますし、英会話を通じて実践演習も積めます。
「相手に伝わった!」という経験をしないと自信を持って英語を話せるようにはなりません。
オンライン英会話では、私が英会話を始めたときから愛用しているBizmates(ビズメイツ)がおすすめです。

ビズメイツはビジネス向けを売りにしているオンライン英会話サービスです。
私が思うビズメイツの特徴は、とにかく講師の質が高いことです。
ほぼ全員がフィリピン人で、きれいな発音の人が多いです。
何より教える技術が高いので、しっかり教えてくれます。
私も英会話の勉強を始めてから2年以上愛用しています。
上達を感じない人に読んでほしい|継続が必要な3つの理由

この記事では効果的な3つの練習法を紹介してきました。
しかしそれらの練習をしても、すぐにできるようにはなりません。
発音の習得には正しい努力をした上で、ある程度の継続が必要です。
発音の習得に継続が必要である3つの理由を説明します。
理由1:日本語と英語では使う筋肉が違うから
発音をするためには、口・舌・喉・腹を使います。
英語では、口・舌・喉・腹の使い方が日本語と違います。
英語の発音を正しくするには、口・舌・喉・腹の筋肉をスムーズに動かせるようにならないといけなのですが、筋トレと同じで時間がかかります。
理由2:意識してやっているうちは上手くできないから
なんでもそうですけど、新しいことを実践で使えるようにするためには無意識にできるまで体に刷り込みますよね?
英語でもそれは同じです。
例えば、サッカーやっている人が、ボールを見ないでドリブルができるようになりたいとします。
そのためにはボールの位置を頭で想像することを本で学んだとしても、それっていきなり試合でできないですよね。
考えなくてもボールの位置が想像できるようになって、初めて試合で練習の成果が出ます。
英語も同じで、いろいろ新しいことを学んで頭が混乱したりすると思いますが、練習すれば考えなくてもわかるようになります。
理由3:脳が音を区別し始めるから
英語には日本語に存在しない音がたくさんあります。
それらを「この発音記号はこういう音」と習っても最初は区別できるはずがないんです。
例えば、私は今でこそアサヒスーパードライが好きですけど、飲み始めた頃はビールなんてただ苦くてどれも同じにしか感じませんでした。
でも飲んでいくうちに、このビールはこういう特徴があるっていうのがわかるようになってくるんですね。
これと同じで、英語もそれぞれの発音のポイントを意識して練習していれば、脳がその違いを区別できるようになってくるんです。
これには年齢は関係ありません。何歳で始めてもちゃんとできるようになります。
ここまで説明したように練習すれば、誰でもちゃんとできるようになります。
発音ができる人はできるまでやったからできているんです。
だから皆さんもすぐに諦めるのではなく、できるまで練習してみてください!
初心者にあるNGな練習法
ここからは初心者がやりがちな誤った発音の練習法を説明していきます。
もしこれに当てはまっている人がいたら練習法を見直しましょう。
映画やドラマを見て発音の練習をしている
これは初心者には絶対におすすめできません。
まず聞いているだけでは無意味ですし、真似して発音しようとしても難易度が高すぎます。
スロー再生や繰り返し再生もやりづらいので、おそらく何も身になりません。
ちなみに映画やドラマは英語の学習教材レベルを余裕でできるようになった上級者が、ネイティブのスピードやアクセントに対応していくためには非常に有効な手段です。
言いたいのは、初心者が発音の基礎がためにやる練習ではないということです。
完璧になるまで次に進まない
発音の勉強をしていて、ひとつひとつの知識を完璧に理解できるまで前に進まないのもやめた方が良いです。
かくいう私も当時はそういう傾向にありました。
なぜやめた方が良いかというと、それだけをやっていてもいつまでたっても完璧にならないからです。
例えば、RとLの違いについて別記事で説明していますが、読んでもすぐに聞き取ったり発音できるようになんてならないです。
練習をしていくうちにだんだんと脳が音を判別していくようになるんです。
だから、理論を学んである程度練習したら、さっさと次に進みましょう。
実践演習をいつまでたってもしない
これは日本人にめちゃめちゃ多いです。
ここでいう実践演習とは英会話のことです。
発音を勉強しているということは、仕事かプライベートで英語を話したいと思っているんだと思います。
だけど「自分にはまだ早い」「ちゃんと勉強してから」と言って英会話を始めない人が多すぎます。
自分の経験上、そういう人は英会話を始めることはなく消えていきます。
自信がなくても覚悟を決めて英会話を始めた人はそれだけで一歩リードです。
そして毎日継続できた人はちゃんと結果が出ています。
まだ英会話を始めていない人は、完璧主義を捨てて挑戦してみましょう。
まとめ
この記事では発音をマスターしていくための練習法を3つのステップで説明してきました。
この記事を読んでもっと体系的に勉強したいという人は、別の記事で説明しているのでそちらも読んでみてください。
読者のみんなが紹介した練習を継続し、ネイティブのような発音を手に入れてくれたら嬉しい限りです。
では!