【自宅で発音矯正】英語の発音記号一覧|初心者向けに発音のコツもまとめて解説!

発音記号入門アイキャッチ
A太
  • 辞書や単語帳に書いてある発音記号が全くわからない・・・
  • 発音記号を正しく発音できるようになりたいけど、何からやればいいの?
  • 正しい発音の仕方を詳しく解説してほしい!

この記事ではそんな悩みに答えます。

英会話の上達には発音の理解が非常に重要なのですが、「発音記号が読めない」、「正しい発音の仕方がわからない」と挫折してしまう人がとても多いです。

私は留学経験なし、英語も人並みの社会人でしたが、それから英会話と発音の勉強に取り組み、今ではネイティブによく発音を褒められるほどに上達しました。

英語の勉強を始めた当初は結果が出ませんでしたが、発音を体系的に学んでからスピーキング・リスニングが急に上達し、発音の重要性を身にしみて感じました。

そこでこの記事では
  • 当時の私のように発音の基礎が全くない人でも
  • 少ない労力で効率的に発音記号と発音方法を覚えられるように
  • 重要なポイントに絞って丁寧に解説します

この記事を読むと、忙しい人でもなるべく時間と労力をかけずに発音記号を習得する手順がわかります。


前置きを飛ばして発音記号の一覧を見たい人は下のボタンをクリックしてください

発音をマスターしたいなら発音記号は覚えるべき

発音と書かれた本

日本人て発音記号に苦手意識を持ってて読めない人が多いですよね。
かくいう私も当時は発音記号を読めませんでした。

でもそれは本当にもったいないです!
発音記号って意外と簡単だし、覚えなければいけない数もそんなに多くないからです。

発音記号を覚えることで、日本語にはない英語の発音も習得しやすくなります
さらに自分で発音できる音は聞き取ることもできるので、リスニング力も同時にアップします

こんなに良いことばかりならば勉強しない意味なんてないですよね。

Kota
英会話をマスターしたい人には、発音記号は勉強する価値ありです!

ちなみに発音を本格的に勉強したいという人は、別の記事で網羅的に解説しているのでこちらを参照して下さい。

発音記号一覧|発音のコツも丁寧に説明します

ボードとチェックリストの紙

英語の発音記号には、母音26種類、子音24種類が存在しています
(音声学によって数はまちまちです)

合計48種類って結構多く聞こえますが、いきなり全部覚える必要ありません

発音記号は大きく分けて以下の2つに分けられます。

  • カタカナである程度通用するもの = 日本語にある音
  • カタカナ英語が通用しないもの = 日本語にはない音

まずはカタカナで代用できないもの(=日本語にない音)を勉強していきましょう

カタカナで代用できるものも正確には少し英語の発音と違いますが、練習をしていくうちに矯正されていくので心配はいりません。

母音の発音記号26種類を見ていきましょう

母音は短母音複合母音(二重母音、三重母音)に分けられます。

まず勉強すべきは短母音です
複合母音は基本的に短母音の組み合わせなので、短母音さえ理解してしまえば簡単です。

発音記号の右にはどうやって発音するかも記載しています。
発音記号が青くなっているものは、別の記事で詳しく解説しています

種別 発音記号 発音方法
短母音 i kill イで代用可能
meet イーで代用可能
e get エで代用可能
æ apple 口を大きく開き、エとアの中間の音を出す
ə about あまり口を開かず、あいまいにアと発音する
ər number 舌を奥に引き、舌先を上に持ち上げて “ə” を発音する
əːr girl “ər”を少し伸ばします。
ʌ come, cut あまり口を開かずウとアの中間の音を出す
ɑ hot 口を縦に開き、オとアの中間の音を出す
ɑː palm “ɑ” の音を伸ばす
ɔ cost 初心者はまず “ɑ” の音と同じと理解してください
ɔː ball, law “ɔ” の音を伸ばす
u book ウで代用可能
food ウーで代用可能
二重母音 iər near, here イの後に “ər” の音を出す
ei age, ray エイで代用可能
eər air, care エの後に “ər” の音を出す
ai idea アイで代用可能
au now æの後にオと発音する
ɔi boy 初心者はオイで代用可能と理解してください
ou low オウで代用可能
uər poor, cure ウの後に “ər” の音を出す
ɑːr hard, heart “ɑː” の後に “ər” の音を出す
ɔːr core “ɔː” の後に “ər” の音を出す
三重母音 aiər wire アイの後に “ər” の音を出す
auər tower アウの後に “ər” の音を出す

※ ” ː ” という記号は音を伸ばすんだと覚えておいてください。

子音の発音記号24種類を見ていきましょう

子音には音を発生させる方法によって分類があるので簡単に紹介しておきます。
あまり重要ではありませんが、破裂音だけは音の省略(リダクション)が起こりやすいので頭に入れておきましょう。

  • 破裂音:舌や唇をくっつけて空気をふさぎ、一気に破裂させる
  • 摩擦音:舌や唇を近づけて、その間に空気を通す
  • 破擦音:最初は舌や唇をくっつけて空気をふさぎ、それをわずかに離して間に空気を通す
  • 鼻音:鼻から空気を出す
  • 側音:舌と歯をくっつけて離す瞬間に声を出す
  • 接近音:舌や唇を近づけて空間を作り、音をどもらせる
種別 発音記号 解説
破裂音 p pop パ、ピ、プ、ペ、ポで代用可能
b bag バ、ビ、ブ、ベ、ボで代用可能
t turn タ、ティ、トゥ、テ、トで代用可能、※例外発音あり
d dog ダ、ディ、ドゥ、デ、ドで代用可能
k cake カ、キ、ク、ケ、コで代用可能
g get ガ、ギ、グ、ゲ、ゴで代用可能
摩擦音 f five 上前歯と下唇をくっつけて、その間から空気を出す
v volunteer 上前歯と下唇をくっつけて、その間から空気を出す
θ throw 舌を前に突き出して舌と上前歯の間から空気を出す
ð that 舌を前に突き出して舌と上前歯の間から空気を出す
s set サ、スィ、ス、セ、ソで代用可能
z zoo ザ、ズィ、ズ、ゼ、ゾで代用可能
ʃ shelf シャ、シ、シュ、シェ、ショで代用可能
ʒ project ジャ、ジ、ジュ、ジェ、ジョで代用可能
h head ハ、ヒ、フ、ヘ、ホで代用可能
破擦音 ʧ chair チャ、チ、チュ、チェ、チョで代用可能
ʤ age ヂャ、ヂ、ヂュ、ヂェ、ヂョで代用可能
鼻音 m mouse マ、ミ、ム、メ、モで代用可能
n nice ナ、ニ、ヌ、ネ、ノで代用可能
ŋ going ングで代用可能
側音 l lie ラ、リ、ル、レ、ロで代用可能、※例外発音あり
接近音 j you ヤ、イ、ユ、イェ、ヨの子音で代用可能
w we (口をすぼめて)ワ、ウィ、ウ、ウェ、ウォで代用可能
r racket 舌を奥に引き、舌先を上に持ち上げて発音する

英語の発音に関してよくある質問

日本人が発音でつまづきやすいポイントについては、別の記事で詳しく解説しています。

もっと詳しく勉強したい人へ

ウェブサイトやYoutubeで発音を勉強することは可能です。

しかし発音に本気で取り組み、体系的に学びたいということであれば教材を買うことをおすすめします。
私は勉強する時は紙派なので本を買って、補完的にネットを利用していました。

教材を買いたいという人にはおすすめなのは英語耳です。

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる


英語耳では発音記号ごとの発音の仕方を初心者でもわかるように丁寧に解説してくれています。
口の形や舌の位置もイラストがあるのでイメージしやすいです。
音声CDがついており、一度読んだら後は聞きながら練習することも可能です。

英語耳は私も当時この本で勉強しました。
独学で英語をマスターした人は大体この本のお世話になっているのではないかというくらい王道の本ですね。

スペルと発音記号を結びつける法則:フォニックス(Phoenix)

単語のスペルと発音が一致していなくて覚えられない!
という経験をしたことはありませんか?

ちなみに私は、Patient(ペイシェント)という単語を、大学で最初の英語の授業で「パティエント」と発音し、恥ずかしい思いをしました!

フォニックスとは、英語のスペルと発音の関係性を理解するための学問です。
英語ネイティブは幼少期にこの学習を受けることで、

  • はじめて見る単語でも正しく発音できる
  • 聞いた単語のスペルを正しく書くことができる

ようになります。

個人的には、多くの単語の発音を覚えていく過程でなんとなくそのパターンは覚えられるので、フォニックスだけを勉強する必要はないと思っています。
それでも理論をちゃんと学びたいという人はやっておいてマイナスにはなりません。

勉強するならば、以下の本が王道です。

補足:英語の発音記号にはいくつか種類がある

発音記号にはいくつか種類があり、

  • IPA(国際発音記号)
  • Jones式

の2つが代表的なものです。

IPA(国際発音記号)は世界で広く使われている発音記号です。
Jones式はIPAの簡略版のようなもので、覚えやすく作られています。

日本の教科書や辞書はこのJones式を採用しているものが多いので、この記事でもJones式の発音記号で説明していきます。

発音記号の種類について

この記事で紹介する発音記号は Jones式というものです。
Jones式は日本で最も一般的な発音記号で、教科書もほとんどが Jones式です。

Kota
発音記号を調べる際は、自分の見ている教材や辞書がどちらに準拠しているかチェックするようにしましょう。

まとめ

この記事では発音記号とそれぞれの発音のコツについて解説してきました。
それらをしっかりと実践すれば必ず正しい発音は身についてきます。

また英語の発音に関しては、個々の発音だけでなく、音の変化やリズム、イントネーションも重要な要素です。
別の記事ではそれらを網羅的に解説しているので、そちらも読んで見てください。

英語の発音の勉強法

では!

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